おとなりさんの練習帳

思いを言葉にして伝える・考えを整理する練習帳です。こつこつ成長したい。

新しいことへの挑戦 (複数の働き方を知ること)

今週のお題「2020年上半期」

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◆「新しいことに挑戦」を抱負に、2020年上半期に始めたこと

・テニス

・海外勤務者4名、他社転職者とのコンタクト

・社内異動への応募

内閣府事業への応募

・日経読む習慣づけ

twitter

・ブログ

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私は違う仕事をしてみたいと思っています。理由の一つは、複数の働き方を知ることで何かひとつを絶対視してしまうことを防ぎ、自分の視野を広げ可能性も広げたいからです。

 

2020年に始めたテニスを通じても、上記のことを実感しました。担当コーチは無駄話もせず、教え方もわかりやすい。ただ、穏やかだけどビジネスライクな「どこか一歩踏み込めない」感じに、仲良くなりきれないような居心地の悪さをまれに感じていました。

ローテーションとのことで、担当コーチが変わったのですが。

新たなコーチにマンツーマンでレッスンを受け、気付きました。前コーチがいかに素晴らしかったか。

新しいコーチは若く、緊張されていて、気を遣ってくださいました。ただ、初心者である私の打つボールを返せない(なぜ…?)。指示が表面的なテクニックのような気がして、なんだかしっくりこない。そういえば前のコーチは、ちょっとしたアドバイスで劇的に改善してくれたな、と思い出しました。別の人の指導を経験して初めて、「あぁ素敵だったんだな前コーチ。同じお金を払うなら、あの人にみてほしいな」と思えたんです。

 

最近、同じ会社の女性の先輩に、海外勤務についてお話を伺いました。その方は40歳くらいで、2人のお子さんのお母さんです。20代の時に2年間海外駐在されていたので、「結婚・出産と海外勤務の関係」について聞きました。初対面でしたが親切に本音を話してくれました。

彼女は渋い顔で、「私たちの会社では、出産後の駐在は現実的には厳しい。上司は『別に規制はしていない、自分が行きたいなら行けばいい』と言うよ。でも、子供の面倒は誰が見るのか、ベビーシッター代は会社から出るのか、そういったことの悩みが尽きないし、子持ちで行った女性は①シングルマザーで今までも育ててきた30代の方と、②旦那さんが退社して帯同で子供の面倒をみてくれる50代の課長の、2例しかない。うちの会社は女性が働きやすいといわれるけれど、『出産後も頑張って働きたい、子育てもするけど昇進や海外赴任もしたい女性』のロールモデルがないの。」と熱を込めて話してくれました。

うちの会社でよく取りざたされる女性役員がいます。働く女性の代表格。でも、彼女は家庭を顧みない仕事ぶりで、離婚を経験され、親権は旦那さんにいきました。

それが悪いわけではもちろんありません。ただ、私は家庭と仕事を両方大事にしたい、バランスを取った人生を送りたい。40歳の先輩に「今までに、外資系企業や現地就職等への転職は考えたことがありますか」と聞くと、「今となっては、うまくいくかもわからないし子供もいるし不安。会社は好きだから、どうにか私がロールモデルになりたいよね」とおっしゃいました。

お話を聞いて思ったのは、「この会社」という範囲で考えを制限してはいけないということです。

最近同じ課の50代の男性に「産休育休を取るなら異動してほしい。休まれる間、固定費がかかるから新たに人を雇えないし」と言われました。それは、人口の半分である「女性」の労働力を放棄することなんじゃないの?と思います。(正直かなりモヤっとしました) 私のいる部はほぼ男性で、平均年齢は50歳。本心ではそういう価値観の方は少なくないでしょう、言わないだけで。そんな中で私は長く働き続けられるだろうか?女性もほぼ50代、未婚か子供のいない方ばかりの職場でロールモデルもない中で?

 

別の職場はもっと厳しいのかもしれない。転職してもうまくいかないかもしれない。

不安や怖さがあります。疲れます。何年か働き、詳しくなって、関連部門の人とも人間関係をきずけて、今の仕事でやりがいを感じることもでてきました。

けれど、自分はここで定年まで働きたいか?と考えた時、即答でNOです。生産性の高い、どこでも通用する人間になる経験を積めない気がするからです。

多様性を受け入れる職場には、様々な価値観が存在するはずです。その中で初めて自分の考え方も浮き彫りになると思います。いつか行動しないといけないなら、動く気合があるうちに、やってみようか。そう思った7月でした。